アサヒユウアス株式会社が、埼玉県狭山市の茶業者と連携し、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」で、「もったいない茶葉でモノづくりプロジェクト」を展開すると9月22日発表した。

狭山茶の製造工程で発生し、これまで利用価値が低く活用しきれていなかった茶の粉をアップサイクルした商品などを販売し、狭山茶の魅力を訴求し、狭山茶業界や地域活性化に貢献する活動となる。応援購買支援者の募集期間は9月23日から10月31日までで、目標金額は100万円。

「もったいない茶葉でモノづくりプロジェクト」では、新たに、茶葉をアップサイクルした食器「森の食卓 狭山HONOKA」や、組み合わせ次第で様々な使い方ができる「森のブロック 狭山HONOKA」を開発した。原料の半分以上に茶葉や再生紙粉を活用することでプラスチックの使用量は45~49%となっている。※1クラウドファンディングでの先行販売を通じて生産者の思いや商品の魅力を伝えることで、商品を広く普及させることを目指していく。

クラウドファンディング「もったいない茶葉でモノづくりプロジェクト」URL

https://camp-fire.jp/projects/view/620582

画像をクリックするとクラウドファンディングサイトへリンクします。

「森の食卓 狭山HONOKA」について

・狭山茶の製造工程で発生する“細粉(ほそこ)や切粉(きれこ)”※2などの茶の粉をアップサイクルした食器。
・スプーン/フォーク、大皿(27cm)、サラダボウル(19cm)、プレート(19cm)、マルチトレー(17cm)、ワンハンドプレートの全6種類。
・狭山茶特有の力強い「火香(ひか)」と呼ばれるふくよかなお茶の風味がほのかに感じられる
・自然物由来のため、一つ一つ風合いが異なる。
・クラウドファンディング終了後、アサヒユウアスモール(https://asahiyouus.official.ec/)でも販売を予定していく。

「森のブロック 狭山HONOKA」について

・狭山茶の製造工程で発生する“細粉(ほそこ)や切粉(きれこ)”※2などの茶の粉をアップサイクルしたブロック。
・軽量で丈夫なレンガ調が特長のレンブロックを販売する有限会社ワイピーシー(本社 千葉、社長 吉山 務)と共創し、アサヒユウアスの持つバイオマス素材の技術を活用した。
・狭山茶特有の力強い「火香(ひか)」と呼ばれるふくよかなお茶の風味がほのかに感じられる。
・凸型ブロックとフラットブロックの2種類があり、どちらも幅16cm、高さは5~7.4cm。1個あたり約120~140gと軽量でお子さまでも扱いやすくなっている。
・組み合わせ次第で自由な形を作ることができ、店舗什器やインテリアなどにも活用できる。
・自然物由来のため、一つ一つ風合いが異なる。
・クラウドファンディング終了後、アサヒユウアスモール(https://asahiyouus.official.ec/)でも販売を予定している。

「もったいない茶葉でモノづくりプロジェクト」リターン一例

・タンブラー&クラフトビール (支援金:4,500円)
①森のタンブラー狭山HONOKA×1個
②狭山GREEN×1本
③プロジェクトメンバーからのお礼のメッセージ

・森の食卓 狭山HONOKA オールインワンセット (支援金10,000円)
①19cmプレート×1個
②17cmマルチトレー×1個
③スプーン&フォーク×1セット
④ワンハンドプレート×1個
⑤27cm大皿×1個
⑥19cmサラダボウル×1個
⑦プロジェクトメンバーからのお礼のメッセージ

・森のブロック 狭山HONOKA 20個セット (支援金:15,000円)
①フラットブロック×5個
②凸型ブロック×15個
③プロジェクトメンバーからのお礼のメッセージ

狭山市・狭山茶との取組みについて

アサヒグループのサステナビリティ事業を展開するアサヒユウアスは、2022年4月から狭山茶業者と共創し、狭山茶の製茶工程で発生する“ケバ茶”など、これまで利用価値が低く使いきれなかった食材を活用したサステナブルクラフトビール※3「狭山GREEN」、茶の粉を活用した「森のタンブラー 狭山HONOKA」を展開している。

2022年6月には埼玉県狭山市と「持続可能な地域づくりを共創するための連携協定を結び、狭山茶のフードロス削減と、狭山茶業界を盛り上げ地域産業の活性化に貢献することを目指した取り組みを続けている。

※1:原料はアイテムにより異なる。
※2:細粉は、荒茶をふるいにかけた際に落ちる特に細かい茶の粉で、切粉は茶を製品化する際に必要に応じて細断する際に生じる茶の粉。いずれも製品に混ざると雑味が生じるため外されることが多く、活用しきれていない。
※3:酒税法上は発泡酒となる。