長谷工グループは、2050 年カーボンニュートラルを目指した取り組みとして、2021年12月16日付で長谷工グループ気候変動対応方針「HASEKO ZERO‐Emission」(※1)を制定している。

(※1)(https://www.haseko.co.jp/hc/csr/environment/climate.html/)

 同対応方針に則り、

① TCFDの提言への賛同表明と、同提言に基づく気候変動関連情報の開示 [2021年12月]

② SBTに準拠したCO2排出量削減目標の設定と、SBTイニシアチブよりの認定取得[2022年5月]

③ 建設現場における使用電力の100%再生可能エネルギー化

  を進めてきた。

今般、当初の計画通り本年5月末をもって、長谷工コーポレーションの建設現場において使用電力の100%再生可能エネルギー化(※2)を完了した。今後、不二建設、長谷工リフォーム、細田工務店等、長谷工グループの全建設現場の使用電力についても、2025年末までに100%再生可能エネルギーへの切り替えを予定している。

(※2)①着工後の再エネ電力への切替申請中現場 ②引渡前の電力会社との本受電(非再エネ)への切替済現場 を除く。

また、長谷工グループでは気候変動対応への取組みとして、以下についても積極的に進めている。

◆ H-BAコンクリート(※3)、ZEH-M Oriented(※4)の積極的な採用提案

(※3)長谷工コーポレーション独自開発の環境配慮型コンクリート(コンクリート由来のCO2排出量約20%削減)

(※4)強化外皮基準(断熱性能の向上)を満たし、省エネによる一次エネルギー消費量を基準値から20%以上削減したマンション

◆ 自社開発マンションは、2022年度以降全てZEH-M Oriented化

◆ マンションの木造化・木質化の推進

◆ 施工現場における重機の電動化の推進

◆ 環境配慮型燃料GTL燃料・バイオディーゼルB5の積極的採用、バイオディーゼルB100の試験採用

◆ バイオマス発電電力の採用・発電事業への参画

気候変動が全世界で大きな社会課題となる中、「持続可能な開発目標(SDGs)」や「パリ協定」など、世界共通の目標や国際的な枠組みに基づき、多くの企業が持続可能な社会の実現に向け取り組んでいる。長谷工グループは「都市と人間の最適な生活環境を創造し、社会に貢献する。」という企業理念のもと、事業を通じた課題解決に取り組み、企業価値向上を目指しながら、持続可能な社会の実現に貢献していく。