アサヒバイオサイクル株式会社は、農林水産省が設立した「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」に参画し、ブラジル連邦共和国で開催されている国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)において、共同声明を発表した。


「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」は、農林水産分野における温室効果ガス(GHG)排出削減技術を有し、海外展開を検討する企業や団体など109以上(2025年10月21日時点)が参画。関係省庁・関係機関の協力の下、日本企業と国内外のパートナーが連携し、温室効果ガス(GHG)排出削減に貢献することに加え、二国間クレジット制度(JCM)※1にもつながる脱炭素プロジェクトの形成を推進することなどを目的としている。

今後、セミナーやパネルディスカッションの開催等を通じて、脱炭素プロジェクトの形成・実行に関連する情報共有、成果発信等の活動を実施する予定で、今回、2025年11月10日から11月21日にブラジル連邦共和国で開催中の国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)において、共同声明を発表した。

アサヒバイオサイクルは、農業・畜産分野において、①ビール酵母細胞壁由来の農業資材を用いた節水型乾田直播栽培※2による稲作の普及拡大と温室効果ガス排出量の削減、②飼料用プロバイオティクス「カルスポリン」の使用による畜産物生産の効率化、③「枯草菌を配合した堆肥化促進材」の使用による土壌の物理化学性・肥沃度の改善に取り組んでおり、国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)において、その取り組み内容についても発表予定。 「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」に参画することで、今後さまざまなステークホルダーとの協働を推進し、さらなる温室効果ガス排出量削減に貢献することを目指す。

※1 日本が途上国と協力し、温室効果ガスの削減プロジェクトを実施することで、削減量を両国で分け合う制度。日本が途上国に優れた脱炭素技術や資金を提供し、その成果として得られた排出削減・吸収量を、貢献度に応じて両国が分け合う仕組み。この制度を通じて、日本の削減目標達成に貢献し、地球規模での排出削減行動を促進することを目的としている。

※2 乾田直播栽培とは、水を張らない状態の田に種子をまき、出芽が揃った後に湛水する栽培方法。従来の田起こし、水張り、代掻き、苗代づくり、田植えが不要となり、低コスト化・省力化が可能となる。また、従来の水稲栽培に比べ温室効果ガス(メタンガス)の発生抑制や、水資源削減も期待できる気候変動対策にも適した米栽培方法と言われている。節水型乾田直播栽培は、乾田直播栽培のうち、出芽後も湛水しない栽培方法で、通常の乾田直播栽培よりも更に低コスト化・省力化が可能となる。