
八千代エンジニヤリング株式会は、大阪市建設局より受託した業務において、大阪のシンボルであり大阪市指定文化財でもある「御堂筋のイチョウ」約870本を対象に、樹木の価値を算出・評価した。
樹木価値の評価にあたっては、イチョウ約870本の樹高や枝張り、枝葉の密度などの現地調査を実施し、国際的な樹木評価ツール「i-Tree」を活用して解析した。その結果、イチョウ約870本全体で、以下のような樹木の定量的な価値が確認された。
❶炭素固定量
樹木がCO₂を吸収し固定する炭素量は、1年間で約5トンであることが推定。これは、大阪-東京間を自動車で約39往復した際の排出量に相当する。
❷大気汚染物質除去
1年間で除去される大気汚染物質除去量について、二酸化窒素は35.6kg、二酸化硫黄は4.87kg、PM2.5は6.93kgであることが推定。PM2.5の除去量は、大阪-東京間を自動車で約1,390往復した際の排出量に相当する。
❸雨水流出削減量
イチョウの葉が雨水を受け止めたり、蒸発散を行ったりすることによる、1年間の雨水流出削減量は、約2,315㎥であることが推定。これは風呂場の浴槽約9,850杯分に相当し、御堂筋のイチョウには、防災の面からも一定の価値があることが確認された。






