株式会社ウッドプラスチックテクノロジーは、東京大学で開発されたウッドプラスチックの製造技術(木材とプラスチックを復合化する技術)を事業化するために2008年に設立。木質バイオマスとプラスチックで構成された複合材料であるウッドプラスチックを主に取り扱い、ウッドプラスチックを原料としたパレットや板材やブロックなどの製造販売を行うことに加え、バイオマス原料のパネル材なども取り扱っている。2009年には岡山に工場を設け、2013年には鳥取工場を設立するなど事業の拡大を図ってきた。

PPバンドを再びPPバンドに生まれかったグリーンライトバンド



資源の有効活用につながるリサイクルを推進に力を注ぐ同社は、使用済みPPバンドを回収し、それらを100%使用した再生PPバンド「グリーンライトバンド」も製造販売している。製品の梱包資材「PPバンド」は、バージンプラスチックが使われ、そのまま使い捨てられているのが現状だ。その中で同社は、分別されたPPバンドを回収し、同社のペレット製造工場で、異物や色の選別、粉砕加工。ペレットを製造し、それを原料にリサイクルPPバンドを生み出すといった回収から再生、そして新たなPPバンドの製造まで一貫体制を構築している。



PPバンドからPPバンドへの水平リサイクルが実現するこの取り組みは、当初は九州でのみ生産を行っていたが、2023年には新潟県にも新工場を開設。東日本でも使用済みPPバンドを回収、リサイクルを開始した。使用済みPPバンドを再びPPバンドに生まれ変わらせるこの水平リサイクルによってCO2排出量を大幅な削減が可能に。さらにバージン材より安価で提供できることも魅力となっている。


この水平リサイクルは、廃棄物を価値の源泉とする水平リサイクルを実現し、資源を循環させる経済モデルを提示したことで本年グッドイノベーション 創造賞受賞している。