イオンは11月6日(木)、クリスマスのパーティシーンに最適な新商品を紹介する発表会を開催した。

今年のクリスマスは、12月24日(水)・25日(木)が平日となることから、“ライフスタイルに合わせた多様なパーティスタイル”が広がると予想される。その中で、継続する物価高により「コスパ」は欠かせない一方、我慢するだけでなく「手軽さ」や「楽しさ」を重視したメニューへのニーズが高まっている。

こうした背景を踏まえ、 “パーティの間違いないやつ2025”をテーマに、クリスマスパーティに欠かせないチキンを中心としたごちそう素材、食物アレルギーに配慮した「やさしごはん」シリーズ、みんなで楽しめる体験型スイーツなど、“作る楽しみ”から“食べる満足”までを叶える新しいパーティスタイルをイオンのプライベートブランドであるトップバリュが提案する発表会となった。

写真左)イオントップバリュ株式会社 代表取締役社長 土谷美津子 氏



登壇したイオントップバリュ株式会社 代表取締役社長・土谷美津子氏は、「2025年度クリスマス・年末年始の取り組みについて ~物価高でもがまんせず、トップバリュで心あたたかく。~」と題してプレゼンテーションを行った。

トップバリュの売上が2025年10月度で前年同月比110.2%となったことを報告した後、令和7年9月度「内閣府消費動向調査」に触れ、今後も物価が上昇すると見込む生活者の割合が前月同様、9割を超えていると述べた。
そうした中で、トップバリュ商品は値下げ対象60品目全体で前年同期比163%の伸長を記録。特にフルーツをはじめとする冷凍食品が好調であることに着目し、食料品の値上げによって節約意識が高まる中、「手間が省ける」「必要性が変わらない」などの理由から「タイパの良さ」で選ばれていると説明した。

さらに、今も続く米の高止まりに言及し、それに代わる新定番としてトルティーヤが昨年の約2.8倍の売上を記録していることを強調。さまざまな食材を巻くことで“おうちのごちそう”となり、物価高の中でこれからのニューノーマルになると語った。

また、クレオによる「クリスマス・年末年始の過ごし方」に関する調査において、クリスマス・年末年始ともに昨年よりも節約したい人が過半数を占めるという結果に注目。パーティ気分を味わいたいという意向がありながら、今年のクリスマスは忙しい平日であるため、より手軽さを重視し、既製品と手作りを組み合わせて準備する人が増えると分析した。

そして、そのニーズに応えるのが今回のテーマ“パーティの間違いないやつ2025”を飾るトップバリュ商品であると力説し、その魅力を以下のキャッチフレーズとともに紹介した。

●がんばらなくても主役級

味付ローストチキン用などの料理キットやオーブンバッグ、下ごしらえ済み、ワンパンなど、シーンに合わせて選べる。時間はかけずに、味は本格。物価高の今こそ、手軽さとコスパで華やかなパーティを楽しめる。

●いつもの定番で「作るコトも楽しむ」

特別な商品は不要。切るとお菓子があふれる“かくれんぼパーティケーキ”、盛り付けを楽しむ“パーティデコパフェ”、自由に作れる“パーティデコマフィン”など、定番商品がパーティメニューに変身する。

●サプライズがとまらない!

ケーキ作りを楽しくする「チョコか?」、歓声を呼ぶ盛り上げ役「ホットチョコボム」。また、乳不使用でもコクのある「アイス」など、誰もが安心して楽しめるスイーツで驚きと発見に満ちた時間を満喫できる。

●み~んな一緒に楽しめる

食物アレルギーでも手軽に食事を楽しんでほしいという想いから、2016年に誕生した「トップバリュ やさしごはん」。パーティメニューとして家族みんなで同じごはんをおいしく食べられるよう、ケーキミックス粉やチョコなど、おやつ・デザート向けの商品も充実している。

●パーティの華やかさをスマートに叶える

若どり味付ローストチキン用やガーリックライスオンザステーキ、バリラパスタ(ジェノベーゼ)、かくれんぼパーティケーキなど、トップバリュの組み合わせで1名分1,976円に抑えることが可能。その上で、満足できるおいしさと楽しさに出会える

●カスタマイズで仕上げる楽しさも

さつまいも煮(栗きんとん風)、いわしの生姜煮、野菜の炊き合わせ、豚角煮など、トップバリュ商品を組み合わせることで、一人1,700円という予算で“わが家流のおせち”をカスタマイズできる。



さらに土谷氏は、パーティに欠かせない飲み物としてお酒はもちろん、子どもたちが楽しめるオレンジジュースの存在を強調。トップバリュベストプライスのオレンジ100%ジュース(900ml)を本体価格298円から248円へ値下げすることを報告した。

写真左)Planet A Foods社(ドイツ) マクシミリアン・マーコート博士


続いて、スペシャルゲストとして代替チョコレートのパイオニアであるPlanet A Foods社(ドイツ)の設立者の一人、マクシミリアン・マーコート博士を紹介。

気候変動や経済課題などの影響により、チョコレートの原料であるカカオが不足し、供給量のひっ迫や価格の高止まりが見られる中、2年前から取引を開始。今年、チョコレート代替品“ChoViva(チョビバ)”を使用した菓子「チョコか?」の発売に至った経緯を説明した。物価の高騰に歯止めがかからない中、クリスマスから年末のパーティシーンを価格と多彩な魅力で応援する今回の発表会。「お客さまを原点に、絶えず革新し続ける」というイオンの基本理念が、プレゼンテーション全体に脈打っていた。