
最も必要とされる時に子どもたちの心に寄り添う、ディズニーの支援プログラム
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社(以下、ウォルト・ディズニー・ジャパン)は、社会貢献活動の一環として、認定NPO法人難病のこども支援全国ネットワークの協力のもと、2022 年からスタートしたこども病院への支援プログラムを小児専門の総合病院から拡大し、今回、小児がんの陽子線治療で世界からも高く評価されている、筑波大学附属病院陽子線治療センターの新棟(2025年9月治療開始予定)へ提供する。大学病院の専門的ながん治療施設への支援は、国内で初となる。
この取り組みは、ディズニーが世界中で展開しているこども病院イニシアチブの一環で、医療機関と連携し、治療を受ける子どもたちが最も必要とする時に、前向きな気持ちを支えることを目的としている。今回の筑波大学附属病院陽子線治療センターへの支援により、国内での支援病院は5か所目となる。

陽子線治療とは、がん治療の放射線治療の一種であり、病巣のみにピンポイントで陽子線を照射する優れた治療効果が期待できる治療法で、二次がん発生のリスクの抑制により、小児や若年者にも有効。東日本を中心に多くの小児患者を受け入れる陽子線治療センターの「長い治療期間を要する陽子線治療に向き合う子どもたちを、ディズニーのキャラクターや物語で応援し、勇気づけて欲しい」という担当者からの熱い想いを受け、ディズニーと筑波大学附属病院が議論を重ね、4年以上の準備期間を経て実現した。
小児がんは希少がんの一種であり、国内では年間約2,000-2,500 人の子どもたちが新たに診断されている。ディズニーのキャラクターや物語が、一人で陽子線治療設備に入るこどもたちの心に寄り添い、不安な気持ちを少しでも和らげていくのがディズニーのキャラクターや物語だ。
一人ひとりに最適な治療を―筑波大学附属病院陽子線治療センター
筑波大学附属病院陽子線治療センターは、陽子線治療の研究において日本最長の歴史を持ち、特に体の深部のがんに対して高い治療実績を誇る。世界的にも高く評価されており、大学病院として国内で最多の患者さんを受け入れ、一人ひとりに最適な治療を提供している。2025年9月には、さらなる発展を目指し、新棟での治療が開始予定。

筑波大学附属病院陽子線治療センター 櫻井英幸治療センター部長は、次のように述べている。
「今回の新陽子線治療センター開設にあたり、日本の大学病院として初めて、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社様より特別なご支援をいただきました。筑波大学附属病院・陽子線治療センターでは、成人はもとより、小児がんの陽子線治療に力を注ぎ、全国の多くの子供たちを受け入れてまいりました。治療エリアに描かれたディズニーのキャラクターと物語は、病気と闘うこどもたちやご家族の不安や恐怖を、勇気と安らぎに変えてくれる特別な存在となるでしょう。このデコレーションは、まさに病気を治すための魔法をかけてくれるようです。ご支援のお気持ちに深く感謝するとともに、これからも患者さんとご家族に寄り添い、より良い医療の提供に努めていきたいと思います。」
ディズニーだからできる―物語を通じたインタラクティブな体験
新棟3階の治療エリアとそこに向かうエレベーターには、平日であれば連日治療に通う患者さんの導線に合わせて、少しでも前向きな気持ちで治療に向かえるように、ディズニーの豊かな物語の世界と個性豊かなたくさんのキャラクターたちがカラフルでポップな色彩で描かれ、子どもたちを応援する。また、子どもたちが最も不安を感じやすい治療を行う照射室には、不安な気持ちが少しでも和らぎ治療に臨んでほしいというメッセージを込めて、壁紙には、ディズニーの名作映画『ファンタジア』の魔法使いの弟子のミッキーマウスが勇気の魔法をかけているようなデザインが施されている。

_B2.jpg)
さらに一部の壁紙は、専用アプリ「ディズニー チーム・オブ・ヒーローズ」と連動しており、スマートフォンやタブレット端末をかざすと、絵が動き出す仕掛けの他、塗り絵やトリビアクイズなど、病院の待ち時間にも対応するコンテンツを楽しむことができる。子どもたちが没入できる物語の世界に誘うとともに、待ち時間に安らぎと楽しいひと時を提供。ウォルト・ディズニー・ジャパン代表取締役社長 日色保は、次のように述べている。
「ディズニーは、全国のこども病院への支援を続けてまいりましたが、今回、筑波大学附属病院と協力をし、がんと向き合う小児患者やそのご家族を対象とした支援を実現できたことは、私たちにとって大きな一歩です。ディズニーのキャラクターや物語が、治療に臨む子どもたちとそのご家族に寄り添い、少しでも不安な気持ちが和らぎ治療に向かっていただけることを願っています。また日々最前線でこどもたちやご家族を支えている医療スタッフの皆さまにとっても、この空間で少しでも安らぎを感じていただければ幸いです。 ディズニーはこれからも、ディズニーだからこそできる支援を広げてまいります。」
_B2.jpg)

その他の治療環境をサポートする提供内容
●ディズニープラスの無料アクセス
ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル ジオグラフィックなどの人気作品を視聴可能。
●スタッフバッジ
ディズニーキャラクターとメッセージが描かれたバッジを院内スタッフに提供。こどもたちとのコミュニケーションのきっかけとして活用されている。

ディズニーの病院支援を長年にわたり支援いただいている、認定NPO法人 難病のこども支援全国ネットワーク 専務理事 福島慎吾は、今回の支援について次のように述べている。
「この度、ウォルト・ディズニー・ジャパンと協力して、ディズニーのこども病院イニシアチブに、微力ながら携わることができたことを心より感謝申し上げるとともに、今回はじめて大学病院の先進医療施設の新棟開設に合わせて、壁紙などのプログラムをお届けできたことをたいへんうれしく思います。このプログラムは、今後も全国のこども病院、小児科病棟を中心に展開していくという計画でございますので、引き続き微力ながら尽力してまいります。最後に、本プログラムにご協力をいただきましたすべての皆さまに心より御礼を申し上げます。」
ディズニーは2018年より、ディズニーの物語やキャラクターが持つ前向きになる力を45か国1,500以上のこども病院や小児医療施設にいる子どもたちに届けてきた。今回の筑波大学附属病院陽子線治療センターへの支援も、直近で完了した、ディズニーの1億ドルのグローバルの貢献を通じて、病気と闘う子どもたちに最も必要とされる時に安らぎと楽しいひと時を提供する支援の一環となることだろう。