東レ株式会社は、2024年10月12日に全面開業する「livedoor URBAN SPORTS PARK(正式名称:有明アーバンスポーツパーク、公式HP:https://ariake-usp.com/)」とのパートナーシップを締結。スポーツウェルネスと持続可能な施設運営を目指し、マーケティングパートナーとしての協業を開始する。

同施設は「跡地を、みんなで遊べる聖地へ」を合言葉とし、約3.1haの敷地規模の中に、スケートボードパークやボルダー棟、3×3バスケットボールコートといったアーバンスポーツ施設に加え、ランニングスタジアムやロープアスレチック、ピックルボールコートなどの運動施設、カフェやフードモール、ドッグランカフェなどの店舗等を整備した、複合型スポーツレジャー施設となる。



東レは、同施設が、2020年に東京で行われた国際スポーツ大会の感動や記憶を継承し、「スポーツ振興への寄与」「スポーツに親しむ次世代育成振興」「サステナビリティ社会の推進」に向けた取り組みを実施することに共感し、アーバンスポーツを通して次世代の子どもたちやご家族と共に、持続可能な、よりよい社会を共創していくためにパートナーシップを締結した。

東レが持つ幅広い素材や技術の提供を通じて、施設内における資源循環の取り組みや来場されるお客様が安心してスポーツを楽しめる環境づくり、および来場者のSDGsの理解促進に貢献する。

「有明アーバンスポーツパーク」における東レの3つの取り組み


(1)「&+®(アンドプラス)」回収PETボトルのリサイクルプログラム

「&+®」は、日本国内で回収されたPETボトルリサイクル繊維として、2020年1月から発売を開始した。以降、「&+®」は、単なる繊維素材のブランドではなく、資源を分別、回収するアクションから、それを原料とする環境配慮型商品の生産と販売、さらにその商品の購入という一連のサイクルのストーリーを「&+®」ブランドとして位置付け、環境問題へ高い関心を持つ消費者にこの回収ストーリーへの共感と参加を目指す取り組みとしてブランドコンセプトを掲げている。

今回、同施設内にPETボトルの回収ボックスを設置し、本施設内で回収されたPETボトルを、東レの技術で高品質な繊維にリサイクルし、原料の一部として施設スタッフウェアなどへ活用することで、同施設内における資源循環を実現する。

有明アーバンスポーツパーク スタッフウェア


(2)SUMMER SHIELD® (サマーシールド®)を使用したテントの導入

高い遮熱性・遮光性・UVカット性を同時に兼ね備えた東レのSUMMER SHIELD®のファブリック(生地)を使用したテントをパーク内各所に設置。施設来場者を酷暑から守り、快適にスポーツができる環境を提供します。また競技大会などにおいても本テントを活用し、選手のより良いパフォーマンス向上を支援する。


(3)株式会社Xiborgとの共創

東レグループと株式会社Xiborg(以下「Xiborg」)は、スポーツ義足の軽量化・高性能化を目指して共同開発を行っている。東レの炭素繊維技術とXiborgの義足研究・開発力を融合し、アスリートに最適な製品を提供していますが、Xiborgの新たな研究拠点となるラボスペースが有明アーバンスポーツパーク内に新設される。これに伴い、同施設を活用し、より一層のパラスポーツの発展への貢献と、誰もがスポーツを気軽に楽しめる社会を目指した取り組みを行っていく。