大阪ガス株式会社は、当社100%子会社であるOsaka Gas Energy Oceania Pty Ltd(以下「OGEO」)を通じ、豪州の再生可能エネルギー(以下「再エネ」)電源開発事業者であるACE Power Development Pty Ltd(以下「ACE社」)と、豪州東部にて合計30万kW超の大規模集中型太陽光発電事業、および合計50万kW超の蓄電池事業を共同開発すること(以下「同事業」)に合意した。同件は、Daigasグループとして初めての豪州における大規模集中型太陽光発電事業および蓄電池事業への参画となる。

豪州は2050年目標として温室効果ガス排出量ゼロを掲げており、再エネ導入が進んでいる。ACE社は、豪州ニューサウスウェールズ州に拠点をおく再エネ電源開発事業者で、豪州最大の電力市場である豪州東部電力市場を中心に、太陽光発電所や風力発電所、および蓄電池事業を開発してきた実績を持つ。

同事業では、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州における大規模集中型太陽光発電所の開発と、再エネ導入に伴う電力系統の不安定化に対応する調整力として蓄電池の開発を検討している。

OGEOとACE社の100%子会社であるACE Genesis HoldCo Pty Ltdは、今後、案件ごとに合弁会社を設立し、同事業に係わる許認可や系統接続許可の取得、および電力販売契約の締結等の事業開発を行う予定だ。

Daigasグループは、2030年度までに、自社開発や保有に加えて、他社からの調達も含めて、国内外で500万kWの再エネ電源の普及に貢献することを目指している。今後は蓄電池事業の拡大も通じて、再エネの導入加速と電力系統の安定化に貢献するとともに、社会課題である脱炭素社会の実現に取り組んでいく。