アサヒグループホールディングスは、CDPが実施する調査において最高評価となる「気候変動Aリスト」「水セキュリティAリスト」に認定された。
同グループでは、グループ理念「Asahi Group Philosophy」において、行動指針の一つとして「事業を通じた持続可能な社会への貢献」を掲げている。持続可能な社会への貢献を目指す「アサヒグループ環境ビジョン2050」では、2050年までに事業活動における環境負荷ゼロ(ニュートラル)を目指すとともに、グループの独自技術や知見を生かした新たな環境価値創出(プラス)に挑んでいる。
今回の「気候変動Aリスト」の認定については、2050年にCO2排出量をゼロとすることを目指す「アサヒカーボンゼロ」の実現に向けて、グリーン電力の活用や商品にラベルをつけないラベルレス商品の展開、新たなクリーンエネルギーモデル開発の実証実験、軽量容器の活用などによりCO2排出量の削減に取り組んだことや、TCFD提言に賛同し、気候変動リスク・機会における事業インパクトを、シナリオ分析の手法を用いて定量的に評価し開示したことなどが評価されたものと同グループは考えている。
また「水セキュリティAリスト」の認定については、工場での水使用量のさらなる削減を進める取り組みや、FSC認証(森林認証)を取得し、持続可能な森林管理を続けてきた社有林「アサヒの森」を中心にした水涵養に取り組んだことなどが評価されたと同グループは認識している。
アサヒグループは今後も“自然の恵み”を享受し事業を営む企業として、水や原材料などの環境負荷を低減させ、CO2排出量削減に貢献していくとともに、革新的な取り組みにより、環境へプラスとなるような価値を生み出すことも目指し、持続可能な社会の実現に向けた事業活動を推進していく。
2021/12/15 掲載