ミサワホーム株式会社は、木質系工業化住宅の企画商品ブランド「SMART STYLE」に、家族の多様なニーズを叶えながら豊かな暮らしを支える住まい「SMART STYLE Roomie(スマートスタイル ルーミエ)」をラインアップに加え、全国(北海道・沖縄県を除く)で2023年4月20日に発売した。


「SMART STYLE Roomie」は、「家族の今を愉しみながら未来につなぐ、サステナブルな住まい」をコンセプトにした、主に1981年から1996年に生まれ、2000年代以降に成人となるミレニアル世代の共働き子育て世帯を想定した企画住宅。同世代は育児や家事は夫婦が協力して行うことが当たり前であり、仕事とやりたいことの両立や家族時間を愉しみ、環境問題への危機感や災害対策意識が強いことが特徴となっている。そういったターゲット特性を反映した「SMART STYLE Roomie」では、玄関からリビング、ダイニング、アウトリビングまで高天井空間がシームレスにつながる「フルハイト設計」を採用。高天井の下、どこにいても勉強や家事、仕事、趣味など家族それぞれが快適に過ごせる空間となっている。

さらに外出時・帰宅時に必ずリビング・ダイニングを通る「センターリビング設計」によって、家族がそれぞれに忙しく過ごすなかでも必然的に顔を合わせることで、コミュニケーションを促進。キッチン横には、サニタリーからも使える多目的な大収納「2WAYストレージ」を用意。収納と洗面、脱衣室兼ランドリールーム、バスルームまでを一列に配置した「バックヤード動線」や行き止まりのない「サーキュレーション動線」により家事の負担を軽減することができる。

2階は家族の成長にあわせて間取りを変更できる「マルチゾーニング設計」を施し、多目的に活用する「マルチルーム」で多様なライフスタイルやその変化にフレキシブルな対応が可能に。さらにWeb会議やリモート学習に集中できる「フォーカスワーク」の個室では、壁や天井の仕上げ材に吸音アイテムを用い、室内の残響時間を調整。仕事や勉強、趣味など多用途に使え、長時間滞在しても快適に過ごすことができる。

そして環境面では、太陽光発電設備搭載によるZEHを標準仕様として暮らしの快適性と環境性能を高めたほか、オーナー向けに提供するIoTライフサービス「LinkGates(リンクゲイツ)」の「AIマネジメント」により、蓄電池と連携して再生可能エネルギーの自家消費率を高めるなど、開放感のある快適な暮らしと優れた環境性能を両立することができる。

自然災害へのレジリエンスでは、災害に「備える」、災害から家族を「守る」、災害発生後の暮らしを「支える」、3つのフェーズで対策を分類した防災・減災デザイン「MISAWA-LCP」を提案しています。「AIマネジメント」においても、災害に備える「安心モード」に加え、災害時には「レジリエンスモード」によって非常時の電気の使い方をサポート。

また健康・衛生的な暮らしのために、ウイルスを「持ち込まない」、「放っておかない」、健康的に過ごせて病気などに「かかりにくい」、3つの感染症対策により、安全・安心な暮らしを支えていく。

1997年に「新・環境宣言」を公表したミサワホームでは、それを受けて策定した「環境方針」に基づき環境に配慮した商品の開発、「ミサワホームの森」への環境保全活動など、様々な事業活動を展開。とくに居住時のCO₂排出削減に貢献する、環境に配慮した住宅の販売を推進してきた。環境問題への危機感や対策意識の高いミレニアル世代をターゲットにした「SMART STYLE Roomie」は、その取り組みをさらに加速させることになるだろう。