長野県立大学「発信力ゼミ10組(担当教員:野口暢子講師)」は、1月11日(火)にフードバンクを実施した。長野県立大学で学ぶ学生による初めての企画で、「県大生による県大生のための”フードバンク”」となる。
1月6日(木)~7日(金)の2日間に行われた食品等の収集において、レトルト食品、カップ麺・缶詰・調味料など200点が集まった。さらに、フードバンク信州や長野県庁次世代支援課からも1,800点の物品、信州こども食堂女性応援プロジェクトからも生理用品1,500パックの提供を受けることができた。
長野県立大学の特長の1つとして、「1年次に全員が履修するゼミナール="発信力ゼミ"」があげられる。このゼミでは通年週1回、4年間の学びの基礎となるスキルの修得をめざし、後半のクラス編成は学部・学科横断型で、「人に伝えること」をメインテーマとして、一人ひとりが能動的に発信する能力を磨く。大学での主体的な学びのスキルを身につけ、興味をもったジャンルで自発的な思考力を伸ばし、他者への働きかけ、発信していく力を身につける。
この活動を企画した「発信力ゼミ10組」では野口暢子講師が掲げた"もったいないを考える"というテーマを学びたいと希望した学生16名が集まり、ゼミナール活動を行っている。各自、食品ロスの状況などを学ぶ中でフードバンクの企画がなされた。
学生たちはこのフードバンクに向けて、ポスター制作を行い、教職員や学生への声がけをはじめ、SNSによる投稿でフードバンクの宣伝活動をするなど活動を広げていった。特に年末年始に帰省する学生に対する呼びかけには力を入れ、帰省先から使いきれなくて困っている日用品や食べきれない食品、お歳暮やお年賀でいただいたが必要のないものなど、実家から持ち帰るよう呼びかけをした。
その結果、フードドライブでは学内教職員の協力のもと、レトルト食品、カップ麺・缶詰・調味料など200点の食品や飲料、野菜、日用品が集まった。さらに、フードバンク信州や長野県こども若者局次世代サポート課からも米やレトルト食品、お菓子など1,800点の物品、信州こども食堂女性応援プロジェクトからも生理用品1,500パックの提供を受けることができた。