公益財団法人イオンワンパーセントクラブによる支援金1億円を寄付
イオンは、2019年10月31日未明に発生した火災で首里城が甚大な被害を受けたことにより、次代を継承する文化的資産の復元を継続的に支援したいとの想いから、2019年11月に「イオン 首里城復興支援プロジェクト」を発足。まもなく2年を迎える。
そういった中、10月18日、公益財団法人イオンワンパーセントクラブ※1は、昨年に引き続き沖縄県に復興支援金1億円を寄付した。同寄付は、向こう5年間で5億円支援を表明した2年目の贈呈となり、沖縄の歴史・文化の継承につながる復興に向けた取り組みで活用されていく。
同プロジェクト発足以降、全国から寄せられた善意の総額は、8,785万4,222円※2となり、一般財団法人沖縄美ら島財団の「首里城募金」へ寄付し、復興支援に役立ていく。
この他、イオンのグループ各社では「沖縄物産展※3」の開催をはじめ、首里城WAONの利用推進や沖縄の魅力を体験する観光ツアーを発売するなど、復興を願う人々とともに取り組みの輪を広げている。さらに11月1日からは全国のイオングループに展開を拡大し、支援募金を実施していく。
2021年10月18日(月) 沖縄県庁6階 第1特別応接室にて贈呈
沖縄県県知事 玉城デニー様(右) (公財)イオンワンパーセントクラブ事務局長 本田陽生(中央)
イオン琉球株式会社 代表取締役社長 大野惠司(左)
- ※1:イオングループの主要企業が税引前利益の1%相当額を拠出し、「次代を担う青少年の健全な育成」、
「諸外国の友好親善の促進」、「地域社会の持続的発展」を3つの柱となる事業として活動する公益財団法人 - ※2:2019年と2020年に実施した店頭募金、インターネットによる募金、首里城WAONによる寄付の合算値
- ※3:2021年5月から一部のイオン、イオンスタイル、イオンモールで催事を実施
様々な取り組みで首里城復興を支援
さらに同プロジェクトでは、支援募金以外にも次のような取り組みを実施していく。
■首里城WAON寄付額 10倍に引き上げて支援(3回目)
電子マネー「首里城WAON」を利用し、買い物を通じて、全国の顧客とともに首里城復興を支援するため、同カードの「首里城基金」への寄付金額を通常ご利用金額の0.1%から
10倍の1%に引上げて支援していく。
対象期間:10月1日(金)~11月10日(水)利用分
寄付金額:カードご利用金額の1%(通常は0.1%)
贈 呈 先:一般財団法人 沖縄美ら島財団 「首里城基金」
■第2回 「首里城パネル展」「首里城作絵・ぬり絵展」
イオン琉球の店舗で初となる同展は、一般財団法人美ら島財団の協力のもと、首里城の長い歴史に触れながら、被災した財団所蔵の収蔵品の修復状況等をパネルで展示する。同時に地域の子どもたちが、自由な感性で彩った約230枚の首里城正殿の絵を同会場に展示していく。
開催期間:10月20日(水)~11月3日(水)
開催場所:イオン具志川店2階モール側イベント広場
≪首里城パネル展≫
首里城を管理する一般財団法人沖縄美ら島財団監修のもと、貴重な資料をパネル展示。また、琉球王国の栄華を物語る首里城DVDも上映する。
≪首里城作絵・ぬり絵展≫
地域の子どもたちが自由な感性で彩った首里城正殿のぬり絵約230枚を展示する。
(イオンリテール㈱南関東カンパニーのイオン チアーズクラブによる首里城作絵約180枚、沖縄のイオン チアーズクラブの子どもたちによる首里城正殿ぬり絵約50枚)
■100年後の首里城のために。“イヌマキの苗木里親プロジェクト”
公益財団法人イオン環境財団※4が、復元に必要となる木材“イヌマキの木”を育てる「苗木の里親プロジェクト」を発足し、地域の里親の皆さまとともに首里城復興支援に取り組む。
すでに2020年12月に苗木の配布は済ませ、約1年間預け、育った苗木を(公財)イオン環境財団、イオン琉球㈱が首里城公園友の会と協働で植樹を行うことで、新たなみどりを育んでいく。
苗木の植樹場所:沖縄県国頭辺野喜ダム付近予定
苗木の植樹時期:2022年1月以降予定
「イオンの森づくり」「助成」「環境教育」「パートナーシップ」の4つの分野を柱に活動
イオンリテール株式会社 南関東カンパニー主催
「首里城支援募金」応援企画 イオン チアーズクラブ ポスターコンテスト 最優秀作品に選ばれた
西新井イオン チアーズクラブ(東京都)6年生の作品
基本理念をベースに沖縄の伝統・文化を未来へ
イオンの基本理念に「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する。」がある。同社はこの理念をベースにあらゆる活動を展開している。
それらの中で同社は地域社会を「パートナー」と位置づけ、地域の生活文化の向上を目指し、推進してきた。イオンが進めてきた環境保全活動もそれに当たると言えるだろう。そして「イオン 首里城復興支援プロジェクト」も地域社会への貢献するための実践と捉えたときにより一層理解が深まる。
これからも、沖縄の伝統・文化を未来に引き継ぐことを目的に、地域と手を携え、一丸となってともに歩むこの取り組みを見守っていきたい。